国際会議「SDGs×適正技術×アジア-持続可能な開発のための適正な技術選択に関する包括的フレームワーク-」


今日、SDGsは、多方面の人々・組織から支持される目標となっていますが、それでは、それを達成するためには、どのような社会のあり方、経済のあり方、あるいは技術のあり方が求められるのかは、あまり明らかでありません。

問題を技術の面から考えると、これまでの、効率・規模・速度の拡大・増大と経済成長・利潤を至上の価値とする近代科学技術体系の単純な延長上には、持続可能な未来を描くことはむずかしいのではないでしょうか。それに代わる技術体系がつくりだされていかなければなりませんが、その手がかりとなるものを探していくと、60年代中盤~80年代中盤に隆盛した適正技術に行きあたります。適正技術は、持続可能な開発のための技術としての要素をふんだんに含んでいますが、80年代中盤以降は勢いを失います。そこには、適正技術の概念があいまいで、多くの方々が納得・賛同し、コミットしていけるようなフレームワークが欠けていたことが本質的な問題としてあったと考えられ、それを補って、適正技術を今日的な意義をもったものとしてよみがえらせていくことは、今後の持続可能な社会形成のための技術体系にいたる近道ではないかと思われます。

この国際会議では、アジアで適正技術関連の活動に取り組んでいる団体のリーダーをお招きして、お互いの経験を共有し、意見交換する中で、適正な技術選択に関する包括的フレームワークを創出することをめざします。

【日時】

2019年12月7日(土) 13:30~17:00(受付開始13:00)    12月8日(日) 10:00~17:15(受付開始9:30) 【会場】東洋大学白山キャンパス 125記念ホール(8号館内)     〒112-8606 東京都文京区白山5-28-20   (アクセス)     都営地下鉄三田線「白山」駅A3出口より徒歩5分     東京メトロ南北線「本駒込」駅1番出口より徒歩5分     東京メトロ千代田線「千駄木」駅1番出口より徒歩15分     JR山手線「巣鴨」駅都営バス10分 (「浅草寿町」行「東洋大学前」下車)    http://www.toyo.ac.jp/nyushi/about/campus/hakusan/access.html 【参加費】 一般:3000円(両日通し券)、APEX/ATFJ会員/学生:1500円(同) (一日のみの参加は、一般:2000円、APEX/ATFJ会員/学生:1000円) 懇親会 3,000円(第二日終了後。東洋大学内トレスダイニング) 【定員】150名 【主催】(認定)特定非営利活動法人APEX 【共催】東洋大学国際共生社会研究センター、適正技術フォーラム 【プログラム】(同時通訳付) [第1日]  13:30-13:45 オープニング、主催者・共催者あいさつ 13:45-14:45 『持続可能な開発のための、適正な技術選択に関する包括的フレームワーク-その意義と素案-』(基調講演) 特定非営利活動法人APEX代表理事 田中直 14:45-15:45 『適正技術の重要な意義-インドネシアにおける水供給の事例より-ディアン・デサ財団50年の経験から』 ディアン・デサ財団ディレクター アントン・スジャルウォ氏 15:45-16:00 休憩 16:00-17:00 『フィリピンにおけるSDGsに向けた適正技術のフレームワークとしての、気候変動に耐性のある持続可能な農業と、コミュニティベースの再生可能エネルギーシステム』SIBAT(Sibol ng Agham at Teknolohiya)代表 エストレーラ・カタラータ氏 [第2日] 10:00-11:00 『東洋大学国際共生社会センターのSDGsへの貢献』 東洋大学教授・副学長 北脇秀敏氏 11:00-12:00 『インドネシアにおける、小規模水力・風力発電による自立的経済の促進』 IBEKA(People Centered Business and Economic Institute)代表  トゥリ・ムンプニ氏 12:00-13:00 昼食・休憩 13:00-14:00 『フィリピンにおける、農村コミュニティの総合的能力向上による持続可能な発展』PRRM(The Philippine Rural Reconstruction Movement)ディレクター レベッカ・マライ氏 14:15-15:45 グループディスカッション 15:50-17:15 パネルディスカッション『持続可能な開発のための適正な技術選択に関する包括的フレームワーク』 終了後、懇親会 【講師プロフィール】 ■田中直(たなか なお) 特定非営利活動法人APEX代表理事。適正技術フォーラム共同代表。1976年、東京大学工学部卒業後、石油会社で石油精製プロセス管理、廃プラスチック再生、バイオテクノロジー、排水処理などの業務に従事する一方、1987年の設立当初からAPEX代表を務め、1999年より専従(代表)となる。理学博士。著書に『適正技術と代替社会-インドネシアでの実践から』 (岩波新書)、編著書に『転換期の技術者たち』、『第三世界の問題を考える』(剄草書房)、『エネルギー問題-工業化社会の自然と労働』(社会評論社)など。 ■アントン・スジャルウォ (Anton Sudjarwo) ディアン・デサ財団(Yayasan Dian Desa, Light of the Village Foundation) 代表。ガジャマダ大学土木工学科卒業。大学在学中からジョクジャカルタのム ラピ山麓の村の住民に対する水供給事業を始め、1972年にディアン・デサ財団を設立し、以後、現在まで同団体ディレクター。水供給と衛生、農業による収入向上、高効率調理用ストーブ開発、バイオマスエネルギー、小産業育成等の事業を実施。1983年には、アジアのノーベル賞とも呼ばれるマグサイサイ賞を受賞。1995年からは、日本のNGOであるAPEXと協力し、排水処理やバイオマスエネルギー事業を共同で実施。 ■エストレーラ・カタラータ (Estrella F.Catarata) SIBAT (Sibol ng Agham at Teknolohiya、科学技術の源泉)代表。1996年から2013年まで、農民支援のNGOであるFARDEC (Central Visayas Farmers Development Center)代表を務めるとともに、ラジオ放送作家、アナウンサーとしても活躍し、数々の賞を受賞。2014~2016年は、PNFSP (Philippine Network of Food Security Programs)ディレクターとして、食糧や持続可能な農業のネットワーク形成に従事。2016年から2年間は、フィリピン政府の反貧困委員会のチーフスタッフ。2019年より現職。SIBATは、フィリピンにおけるコミュニティベースの再生可能エネルギーシステムのパイオニアであり、合わせて革新的で持続可能な農業の実践と普及に取り組んでいる。 ■北脇 秀敏(きたわき・ひでとし) 東洋大学教授・副学長。適正技術フォーラム共同代表。1984年、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。その後、コンサルタント会社で廃棄物処理、下水道設計等に従事し、世界保健機関(WHO)本部、東京大学客員教授などを経て1997年より東洋大学国際地域学部教授。開発途上国の環境衛生と適正技術が専門。工学博士。著書に『国際開発と内発的発展―フィールドからみたアジアの発展のために―』(朝倉書店)、『土の環境圏』(フジ・テクノシステム)など。 ■トゥリ・ムンプニ (Tri Mumpuni) IBEKA(Inisiatif Bisnis dan Ekonomi Kerakyatan, People-centered Business and Economy Initiative)代表。インドネシア農村部の生活向上をめざして、小規模水力発電や、太陽光発電によるポンピングシステムの普及に尽力。IBEKAでは、これまでに82式の水力発電設備を設置している。グローバル平和賞、Ashden賞 、マグサイサイ賞等を受賞。WWFのClimate Hero (2005年)や、TEMPO紙のWoman of The Year (2006年)に選出される。2015年以降、インドネシア政府の再生可能エネルギーや農村開発に関するシニアアドバイザーをも務めている。 ■レベッカ・マライ (Rebecca Malay) PRRM(Philippine Rural Reconstruction Movement、フィリピン農村復興運動)アドボカシー・開発協力ディレクター。 約30年にわたり、持続可能な開発、人権、債務、援助、経済的公正、貧困、格差、気候変動、透明性、アカウンタビリティ、住民参加、選挙等に関するアドボカシー、キャンペーン、人材育成に従事。グローバル財団のGlobal Call to Action Against Poverty (GCAP)委員会議長、国連のNGOメジャーグループ・アジアオーガナイジングパートナー等を兼務。 【お申込方法】 WEBサイトからお申込みいただくか、下記事務局にe-mailまたはFAXで、 お名前とご連絡先を明記の上、お申込み下さい。 【事務局・お問い合わせ】 特定非営利活動法人 APEX(担当:ジェンキンソン 陽(みなみ)) 〒110-0003 東京都台東区根岸1-5-12 井上ビル2F TEL:03-3875-9286  FAX:03-3875-9306  E-mail:tokyo-office@apex-ngo.org

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