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8/31 SDGs推進円卓会議がSDGs推進本部に提言書提出



(8月31日)SDGs円卓会議の民間構成員4名が外務省を訪れ、鈴木馨祐SDGs推進本部副本部長代理(外務副大臣)に提言書を提出しました。この提言書は、7月30日に円卓会議の14名の民間構成員全員が連名した初の提言書となります。


提出後、市民社会選出の構成員を含む4名の構成員は鈴木副本部長代理と意見交換をしました。意見交換の内容は以下の通りです。


1. 円卓推進会議構成員からのコメント

  • SDGs推進本部に、日本のSDGsの取り組みを先導する役割を求める。

  • 円卓会議の14名の民間構成員全員が連名した提言は初めてのことであり、コロナ対策におけるSDGsの重要性と国家戦略として取り入れることを訴えるものである。

  • 脆弱な立場の人々がコロナによって大きな影響を受けている。SDGsの掲げる「誰一人取り残さない」理念を再認識する必要がある。

  • コロナの緊急対策と共に、経済政策の中にもSDGsを組み込むべきである。

  • 2020年9月に開催される国連総会ではSDGsを軸にした「よりよい復興(Build Back Better)」が議論の中心テーマとなり、是非日本の存在感を示していただきたい。

2. 鈴木副本部長代理からの返答

  • SDGsについて政府全体の取り組みが大切であり、またコロナの影響は脆弱性への配慮が特に重要であることを認識している。

  • ミレニアム開発目標(MDGs)などの国際的な取り組みは、経済の落ち込みによって減速してしまった経緯があるが、SDGsは長期的な目標であって、経済面でもプラスの効果がある。

  • SDGsの評価には、エコシステムを作っていけるような指標が大切である。

  • 円卓会議や専門家かは、日本の取り組みが正当に評価されるようなアイデアや提案をもらうことを期待したい。


SDGs円卓会議では、新たな取り組みとして、「教育」、「環境」、「進捗評価」、「広報」の4つの分科会が設立されることが決定しています。これらの分科会は8月下旬から順次開催されており、日本におけるSDGsの取り組みを加速させていきます。


SDGs市民社会ネットワークではこれらの分科会と連携し、「誰一人取り残さない」理念の達成を進めます。




 

SDGsをコロナ対策の基本理念に据えることを求めた同提言書に関する詳細は7月30日記事をご参照ください。


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