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第2回世界社会開発サミットに参加しました

1995年、コペンハーゲンで開かれた第1回社会開発サミットでは、「人々を中心に据えた開発」の重要性が明言され、その結果、ミレニアム開発目標(MDGs)、人権に基づいたアプローチ(RBAs)そして持続開発な目標SDGsにもつながりました。


あれから30年後の2025年、11月4日から6日まで、カタールのドーハで第2回世界社会開発サミットが開催され、SDGsジャパンからも大橋正明共同代表理事が渡航し、事業ユニット参加団体からの2名とともに現地参加しました。


紛争や気候変動、そしてナショナリズムの台頭など、世界が大きく変わる中で、いまいちど「貧困のない社会」「働きがいのある人間らしい労働環境」「誰一人取り残さない社会」をめざし、多国間主義で進めてゆくことの再確認のために、国連加盟国が集まりました。


以下、大橋共同代表の報告も交えて、様子を共有します。


本会合:

Opening and Plenary Session (開会式と各国代表演説)

国連総会の女性議長による開会ののち、国連のグレーレス事務総長、カタールのAmir, Group77+中国の代表などの挨拶が続きました。30年前は先進資本主義国が社会開発や人権の擁護者で、開発独裁を含めた途上国はそれにしぶしぶ従っていたところ、今ではすっかり逆転しています。先進国が支配する国際金融機関の在り方と資金不足を多くの国が指摘していました。

開会式でのグテレス国連事務総長の力強い演説
開会式でのグテレス国連事務総長の力強い演説

Round Table (ラウンドテーブル1・2)

2つのテーマに沿って、各国代表が自国の取り組みや主張を共有する場。

RT1ではキルギスとモンテネグロの政府代表が司会。ソマリアがKeynote Speech。今まで日本政府を除くとほとんど耳にしなかった「人間の安全保障 Human Security」という単語が使われて、「それこそが社会開発 Social Developmentなのだ」という主張が印象的でした。来年決まる新しい国連事務総長についても言及がありました。

ラウンドテーブルの様子
ラウンドテーブルの様子

その他のプログラム:

公式セッションの他にも、前日3日には飢餓貧困グローバルアライアンス(ブラジルブラジル政府のイニシアチブで出来た政府の連合体)の会合や、政府、民間セクター、そしてその他のパートナー団体による社会開発の好事例共有イベントがあったり、また公式会合と並行して、市民社会フォーラムや民間企業フォーラム、そして展示ブースなど盛りだくさんでした。

展示ブースのならぶ会場の様子
展示ブースのならぶ会場の様子

Civil Society Forum(市民社会フォーラム)

開発系NGOだけでなく、宗教界・住民組織や当事者団体など含めた幅広いステイクホルダーで、社会開発と市民社会の重要性について語っていました。元大臣や国連大使等の挨拶もありました。

市民社会フォーラムの様子
市民社会フォーラムの様子
市民社会フォーラム開会式には国連大使ほかの参加も
市民社会フォーラム開会式には国連大使ほかの参加も

日本政府代表との面談

今回日本政府も最終日にステイトメントを読み上げ、SDGsの達成に向けた、多国間主義のもとでの協調を強く呼びかけました。SDGsジャパンから現地参加したメンバーは、現地でも日本政府代表と面談しました。


サイドイベント

ドーハの現地では本会合の合間をぬって、またオンラインでは時差を越えて100以上のサイドイベントが開催されていました。ジェンダーや気候変動といったSDGsの各種ゴールからも、どのように社会開発に関わっているかのさまざまな発表がありました。1995年、そして2015年の時点では強調されていなかったデジタル化や防災の側面も多く見られました。


第2回世界社会開発サミット最終文書

サミット開幕直後に採択された最終文書は、約1年の各国間調整プロセスを経て合意されています。このなかでは、多国間主義に則り、持続可能な開発目標(SDGs)もしっかり行うことで、誰もとりのこさない社会開発の実現に向かうのだということが明言されています。今後、このサミットの結果を単なる宣言で終わらせず、変化をもたらすアクションに確実につなげていくよう、各国政府また国際社会がどのように活用していくのか注目されます。

大橋共同代表@第2回世界社会開発サミット開会式
大橋共同代表@第2回世界社会開発サミット開会式

会場のカタール国立会議場は圧倒的な大きさ
会場のカタール国立会議場は圧倒的な大きさ

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