[SDGs Runners]アフリカ日本協議会

SDGsジャパン会員団体のSDGs達成への取り組みを紹介するSDGsRunners。正会員団体である特定非営利活動法人アフリカ日本協議会より同団体のSDGsの達成に向けた取り組みについてご紹介いただきました。

 
アフリカ日本協議会とSDGs

アフリカ日本協議会(AJF)は国際協力や研究など、さまざまな形でアフリカに関わる人々のネットワーク団体です。1994年に日本で設立されて以来、アフリカと日本の関係を、市民の交流と連帯という観点から考え実践してきました。在日アフリカンとの共生・協働事業、ネットワーク形成と政策提言、調査・研究、イベントや会報発行などを通じたアフリカ理解促進など、活動は多岐にわたります。SDGs策定のプロセスにも、国際保健部門ディレクター稲場雅紀が、市民社会としての提言を盛り込むよう精力的に取り組んできました。


アフリカ日本協議会としての主な活動分野は、食料と農業、国際保健、多文化共生、環境保全で、活動にかかわるSDGsの目標として、2、飢餓をゼロに 3、すべての人に健康と福祉を 10、人や国の不平等をなくそう 12.つくる責任 つかう責任 14、海の豊かさも守ろう 15、陸の豊かさも守ろう 16、平和と公正をすべての人に 17、パートナーシップで目標を達成しよう が挙げられます。


今回は特にアフリカの食料と農業、国際保健の取り組み、在日アフリカンとの共生・協働事業の3つについて紹介します。


目標2「飢餓をゼロに」-食料と農業に関する取り組み


食料危機や食料の生産・流通・市場の在り方を考えるためのイベントや研究会などを実施したり、食料問題に取り組むアフリカの人々や組織とつながり、日本政府や国際機関に提言やイベント、情報発信を行ってきました。2008年からは他NGOや国連食糧農業機関(FAO)とともに、10月を「世界食料デー」月間とし、イベント開催や情報発信を通じて多くの人々が世界の食料問題について考え、解決のために行動するよう呼びかけています。また、FAOのレポートを読む学習会を開催し、ウェブサイトで公開しています。



目標3「すべての人に健康と福祉を」

-グローバルヘルスについての取り組み


アフリカ日本協議会がネットワーキング、調査研究、政策提言の取り組みの中で力を入れているのが、グローバルヘルスの分野です。


2000年当時、アフリカで猛威を振るっていたHIV/エイズは、多くの人々が貧しいために治療にアクセスできない状況が続いていました。AJFは、日本の市民社会としてこれに抗議し、公正な治療を求める世界の運動に合流。その後、取り組みはエイズ・結核・マラリアの三大感染症から、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)、非感染性疾患などにも広がりました。新型コロナ感染症については、「新型コロナに対する公正な医療アクセスをすべての人に!」連絡会を結成。世界の誰もが公平にワクチンや医薬品にアクセスできるよう、医薬品の知的財産権の一時免除を求め、国内外のNGOと連携して、イベントやキャンペーン、政策提言などを行っています。


目標10「人や国の不平等をなくそう」-在日アフリカンとの共生・協働


アフリカにルーツを持つ人々とその家族が、安心して日本で生活できるように、アフリカ理解促進や、子どもたちの交流の場である「アフリカンキッズクラブ」や「アフリカンユースミートアップ」の活動を一緒に行っています。ダンス教室やキャンプ、アフリカの国や歴史について知る勉強会などを開催し、子どもたちが自身のルーツについて理解を深め、誇りや将来への希望を持てるようサポートしています。成長した若者たちは「アフリカンユースミートアップ」を結成し、「アフリカンキッズクラブ」の運営や、子どもたちの相談相手やロールモデルになっています。また、大学の授業やメディア、SNSなどで自分たちの声を発信し、経験や思いを多くの人に伝えています。

SDGsの基本理念「誰一人取り残さない」


これらの活動のなかで大切にしてきたことは、アフリカをめぐる差別や偏見、不平等や不公正などにより人々が抱えるさまざまな困難を理解し、それらに立ち向かう人々や団体とつながり、改善のための行動をともに行ってきたことです。社会の周縁に追いやられる人々やぜい弱な立場の人々も包摂するSDGsの基本理念「誰一人取り残さない」を実践する取り組みでもあります。





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